大阪府豊中市のルーフバルコニーで防水工事を施工させて頂きました。
プライマー(接着剤)を塗った後は、通気緩衝シートを貼っていきます。
通気緩衝シートの接着面には、湿気の逃げ道が確保されており、コンクリート内部に湿気・水分が含まれていても、脱気筒から水蒸気として外に排出される為、防水層の膨れなどを抑制できるのが通気緩衝工法となります。
既存がコンクリートの場合などに、通気緩衝工法ではなく、直接下地に防水材を塗る密着工法で施工してしまうと、湿気の逃げ道がなくなり下地と防水層の間に留まってしまい、防水層の膨れや破断などの現象に繋がってしまいます。
脱気筒の設置箇所は、目地などがある場合は目地の上に設置して尚且つ、ドレン(排水口)からできるだけ離れた水上側がベストです。
水蒸気は高い位置に集まる性質がある為、床面のできるだけ高い水上側に脱気筒を設置することで、より効率的に水蒸気を排出することができます。
50㎡~100㎡に1個脱気筒を設置するのが一般的です。