シート防水によく見られる症状です。
経年劣化により、シートの破れ、めくれ、浮きが発生してしまい、下の部屋に雨漏りしているケースです。
破れている所からシートの下に雨水が入って簡単にめくれてしまいます。
このような状況の場合、シートを全面撤去し、防水層をより密着させる為に下地を作って、新たに防水する方法と、悪い部分を撤去し部分補修する方法が考えられます。
広い陸屋根や屋上で、新たに防水する方法では、ウレタン防水の通気緩衝工法をオススメしております。
通気緩衝工法とは、ウレタン防水の下に1枚シートを敷きます。このシートの裏はレンガ調に凹凸がありその凹凸から建物の下にある湿気を脱気筒という装置を設置し、湿気を排出、出来る工法です。(現場調査の際はご理解いただけるまで詳細にご説明させていただきます)
建物の下に湿気がある場合、通常のウレタン密着工法(シートを敷かない工法)を施工した場合、湿気が防水層を押し上げて、ふくれが発生してしまいます。
特に気温が上がる夏場はふくれが発生しやすいです。
また部分補修で工事する際は、シートの下に雨水や湿気がある為、簡単にめくれてしまい、かなり広がってしまう為悪い所のみを撤去し、新たにシートを貼り直しますが、湿気がある為、あまり接着剤がつかず、また2~3年したら同じ症状がでる可能性が高いです。
2~3年雨漏りしなかったらいいと言う場合や緊急の応急処置などは部分補修でも対応可能です。