ご自宅のベランダがFRP防水の場合、軽度のひび割れでは雨漏りは起こりません。
防水工事で最後の仕上げとして塗っている塗料、1番上の層に塗られている塗料は、トップコートと言い防水層を守る（保護する）塗料になっています。
防水層は紫外線に非常に弱く、すぐに劣化してしまう為、トップコートで守られています。
軽度なひび割れの場合、トップコートだけがひび割れを起こしていて、トップコートの下の防水層はひび割れを起こしていない為、雨漏りは起こりません。
トップコートのひび割れを放置してしまうと、ひび割れしている所から雨水が浸入してしまったり、ひび割れや剥がれから紫外線が防水層に直接さらされてしまい、防水層が傷んでしまいます。
軽度なひび割れの場合は、トップコートの塗り替え工事で済みますが、ひび割れを放置してしまい防水層が傷んでいる場合は、傷んでいる防水層を撤去し、新たに防水層を作り直す必要がある為、大きく工事金額が変わってきます。
